今年も花粉症のシーズンが到来しました。
今年のスギ花粉とヒノキ花粉の飛散量は例年よりも少ない地域が多いようですが、昨年に比べるとほとんどの地域で飛散量は多くなるようなので、花粉対策はしっかりと行う必要がありそうです。
今年に関しては、ほぼすべての方が新型コロナウイルス感染症対策でマスクをしているので、マスクの着用が花粉症対策にもつながります。
それでも鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が現れる方は、シーズン中は抗アレルギー薬の服用を継続するのがいいでしょう。
しかし、新型コロナウイルス感染症への感染リスクを回避する観点から、医療機関への受診を控えたいと考えている方も多いかと思います。
そのような方は、以前の記事で紹介した『オンライン診療』を利用してみてはいかがでしょうか。
また、ドラッグストアでも医療用と同じ成分の抗アレルギー薬がOTC医薬品として販売されているため、こちらの利用もお勧めします。
ちなみに、スギやヒノキの花粉以外にも年間を通して何かしらの花粉が飛んでいます。
夏や秋に「なんだか目がかゆい……」「かぜっぽくないのに鼻水が出る……」「喉がイガイガする……」という方は、何かの植物の花粉による花粉症の可能性もあるので、アレルギー検査を検討してみてはいかがでしょうか。
以下に、主な植物ごとのおおよその花粉飛散時期をまとめたので参考にしてみてください。
▼主な植物のおおよその花粉飛散時期
●ハンノキ :1月中旬~3月中旬
●スギ :2月~4月
●ヒノキ :3月中旬~5月中旬
●シラカンバ:4月中旬~5月
●カモガヤ :5月~7月
●ブタクサ :8月~10月
●ヨモギ :9月~10月
●カナムグラ:9月~10月
(参考:『薬局の現場ですぐに役立つ 服薬指導のキホン』)
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